令和5年度実施「人材確保・定着対策に関するアンケート」報告
都内にある医療機関、介護保険施設等を対象に、看護職の人材確保・定着の現状と取組みを把握し、東京都ナースプラザ事業及び東京都のサービス向上に活用する目的でアンケートを実施しました。
調査結果は、今後の東京都ナースプラザ及び東京都が看護職の人材確保・定着対策に活用させていただきます。
ご協力いただきました皆様には、心よりお礼申し上げます。
1.調査対象 都内にある医療機関、介護保険施設等5,186施設
2.調査方法 郵送配布-インターネットのアンケートフォーム回答、郵送回答
3.調査期間 2023年6月12日(月)~2023年6月30日(金)
4.回答数 824施設(回答率15.9%)
取り組んでいる人材確保・定着対策(n=824)
1 位 「休暇取得の促進」420 件(51.0%)
2 位 「多職種の役割分担・連携」365 件(44.3%)
2 位 「勤務シフトの工夫」365 件(44.3%)
3 位 「子育て中・介護中の者に対する配慮」333 件(40.4%)
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8 位 「暴力・ハラスメントへの組織的対応」192 件(23.3%)
12 位 「メンタルヘルスケアへの組織的対応」165 件(20.0%)
令和4年度に看護職を対象に実施した「就業意向調査アンケート」では、「現在の職場で継続して働き続けたい理由」「現在の職場から転職したい理由」では、どちらも「人間関係」が上位に位置しており、職場の人間関係の良し悪しが、職員の定着と密接に関係していることがわかりました。
一方で、事業所が取り組んでいる「人材確保・定着対策」は、「休暇取得の促進」「勤務シフトの工夫」「子育て中・介護中の者に対する配慮など、「働き方」が中心となっており、「暴力・ハラスメント対応」「メンタルヘルスケア」など、「人間関係」に関連する項目の割合は、低い結果となっています。
ぜひ、この機会に「職場の快適度チェック」をしてみませんか。
令和4年度実施の就業意向調査アンケート結果は以下をご参照ください。