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所長あいさつ
東京都ナースプラザの
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『看護師等の人材確保の促進に関する法律』が制定され、東京都ナースプラザが設置されて既に30余年が経過しました。
その間、看護職確保に向けて事業を行ってきましたが、これからいっそう力強く取組む局面を迎えたと実感しています。 コロナ禍が始まって以来、東京都ナースプラザでは、ワクチン接種や宿泊施設などを含めたコロナ特化求人の対応に努めてきましたが、昨年暮れ当たりから看護職が動かなくなったと感じています。臨床からは看護職が足りない、いないという切実な声を何度か聴き、応えられずにずいぶんと切ない思いをしてきました。ところが、今年になり、コロナが5類に移行する方針となった2月あたりから復職支援研修の申し込みが急に増え、看護職の動きが活発化してきたように思います。 一方、2040年には介護が25%不足する見込みと、ニュースで知りました。この情報を具体的に自分の状況に当てはめてみると、お風呂は4回に1回カットされ、一日4回のおむつ交換は3回に減り、4日に一度声掛けもしてもらえない日があるのかもしれない・・・正直、怖くなりました。 もちろん、介護と看護は少し違うのですが、似たようなことが起きないと誰に言えるでしょうか?かつてない超高齢社会で看護の不足を見越して、DXによる効率化やロボットの活用も進むでしょう。誰に対して何をカットしてサービスを提供するのか、またはこれだけは譲れないものは何なのか、考えて看護を提供する時代が看護職の目の前に迫っているように思えます。 さて、将来の展望?はさておき、東京都ナースプラザでは足元を固めるため、3~5年単位で見直しながら看護職を確保する事業を実施しています。令和3年度から「プラチナナース就業継続支援事業」や「再就業支援事業」を始め、プラチナ世代に働き続けてもらうだけでなく、奨励金をお渡して看護職の再就業を応援しています。また、コロナ禍に資格を得た新人看護職の定着を支援するために、研修にも力を入れています。 eナースセンターご登録のみなさまへは、メールで直接情報を配信させていただきます。Facebook、Instagram、YouTubeを始めSNS広告も活用して、たくさん方に情報をお伝えしたいと思っています。また、昨年度から年に1回「看護のお仕事応援フェア」を開催し、多くの方と顔を合わせる機会を設けるようにもしました。ホームページも新しくなりましたので、それぞれのページを改めてご覧いただき、どうか皆さまにご活用いただければと思います。 今後も、東京都ナースプラザは、看護職確保につとめてまいります。 公益社団法人 東京都看護協会
ナースプラザ所長 佐藤 浩子